Xiaomiの独自OS「MIUI」は使いにくいって本当?MIUI端末を使っている筆者の感想を交えて考える
こんにちは。XiaomiはAndroidのカスタムOSであるMIUIをリリースしています。
Xiaomiの端末が欲しいと思って調べていたらMIUIについてこのOSは使いにくいという噂を聞いたことがあるかもしれません。
そこで今回はこのOSは何故使いにくいと言われてしまうのかを考察していきたいと思います。
なぜ使いにくいと言われているのか
MIUIで使いにくいと言われている主な原因だと思われるものを紹介したいと思います。
ゲームやアプリの最適化ができていない
MIUIは他社のカスタムOSと比較すると最適化がうまく行えてなく,ゲームなどのアプリが重くなる傾向があるといわれています。
ハイエンドなモデルであればあまり気にならないかもしれませんが,国内モデルで多いローエンドやミドルレンジのスマホであるとかなり気になってしまうかもしれません。
設定画面が分かりづらい
MIUIは細かな設定が多くできる反面,どこにどんな設定があるか少しわかりにくい傾向にあります。
似たような項目が多かったり設定したいのにできないものもあるのでわかりにくいというものはあると思います。
通知が設定をしっかりしないと動作しない
MIUIは設定をしないと通知が来ないというバグのようなものも多数報告されています。
また通知に関する設定もいくつかあってわかりにくいという面もあります。
自分はあまりこのバグには遭遇しませんでした。
重要な権限を選択するときに少し待たされる
MIUIは権限を選択するときに何秒か待たされることがあります。
誤タップを防止してくれる機能だと思いますが待たされる時間が長いのでなんかイラッと感じることがあります。
ROM焼きが必要(大陸版)
日本版の端末ではあまり関係がありませんが中国版のXiaomiのスマホは日本語に対応していません。
なのでそのまま使うことは難しくグローバル版を購入するか,頑張ってROM焼きをする必要が出てきてしまいます。
使った感想
筆者もMIUIの端末をいくつか使いましたが,たしかにほかのAndroidやカスタムOSに比べるとかなり癖が強いOSの一つだと思います。
設定のいじり方とかもほかの素のandroid端末と違ったりしていているので少しめんどい端末だと感じることもあります。
ですので,慣れてないと使いこなすのが難しいと感じました。
ただ,MIUIにしかない魅力もいくつかあり例えばどんなアプリでもクローンアプリをつくることができることです。
クローンアプリとは簡単に言ってしまうと一つのアプリで2つのデータやアカウントを使うことができる機能です。
AndroidベースのカスタムOSはだいたいクローンアプリが使えないか使えても決まったアプリでしか使えませんがMIUIはクローンアプリを作れるアプリに制限がないのが魅力です。
またカスタマイズもかなり自由がきいてショートカットなどの設定もそこそこに充実しているので,つかいこなすことができたら便利なOSだと思います。
現在自分はXiaomi 13 Proを使っていますがカメラ性能なども高くとても満足しているスマホだと思って使っています。
ただ前述の通りデメリットや設定が分かりづらい点などが悪目立ちしているので,使いにくいと感じる人が多いのかなと思います。
中華スマホのUIはなんか癖のあるものが多いので中華系のカスタムOSに慣れている人であれば好き嫌いはあれど意外と使いこなせんじゃないかなと考えています。
下記の記事でMIUIのおすすめ設定を紹介しているので,良ければぜひご覧ください。
おすすめMIUI端末
もしMIUI系のスマホを使ってみたいと考えてくれた方用にいまおすすめのMIUI端末を載せておきます。
途中でも記述した通りハイエンドモデルの端末であれば特有の最適化不足を感じることはほぼありませんのでハイエンドモデルを中心に紹介したいと思います。
- Xiaomi 13 Ultra
- Xiaomi 13 Pro
- Xiaomi 13T Pro ←おすすめ
ただしここには海外のスマホも載せていますので注意点をしっかりと理解してから購入しましょう。
海外版のスマホについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
Xiaomi 13 ultra
Xiaomi 13 Ultraはクアッドカメラと1インチセンサーを搭載しライカカメラ社が監修しているスマホになります。
メインカメラにソニーの5000万画素のセンサーとなるIMX989を採用し,2段階の絞り機構を備えています。
そのほかのカメラはIMX 858を搭載した超広角,3.2倍望遠,5倍ペリスコープ望遠を搭載しており10倍ズームにおいても高い解像感を持ちます。
IMX 858はマルチカメラ連携システムを採用しメインカメラからサブカメラに切り替える際に発生する画角の変化や色の変化を抑えてより色味の変化がなく安定した撮影をすることが可能です。
カメラの性能だけでなくQualcomm Snapdragon 8 Gen 2を搭載されておりAnTuTuスコア(v.10)は約1,500,000点と性能面でもハイエンドスマホと言って文句ない高性能を発揮することができます。
2600nitsの明るさを放つディスプレイ,Bluetooth 5.3,Wi-Fi 6などその他のスペックもとても高いものになっておりとても性能の高いフラッグシップモデルになります。
スペック表
性能(抜粋) | |
SoC | Snapdragon 8 Gen 2 |
OS | MIUI 14 (Android 13ベース) |
ディスプレイ | 6.73インチ, 有機ELディスプレイ |
解像度 | 1440×3200 (WQHD+) AMOLED |
リフレッシュレート | 120Hz |
ストレージ | RAM:16GB LPDDR5X ROM:256GB / 512GB / 1TB UFS4.0 |
カメラ | アウトカメラ 50MP 広角カメラ,F値1.9 – F値4.0(二段階絞り) 50MP 超広角カメラ,F値/1.8 50MP 望遠カメラ,F値/1.8 50MP ペリスコープ望遠カメラ,F値/3.0 クアッドカメラ OIS(光学手ぶれ補正) 前面カメラ 32MP |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
充電 | 有線最大90W,ワイヤレス最大50W |
重量 | 約227g |
サイズ | 163.17mm×74.97mm×9.06mm |
通信 | 802.11 a/b/g/n/ac/6e |
4Gバンド | LTE: 対応バンド B1/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17 /B18/B19/B26B34/B38/B39/B40/B41/B42 |
5Gバンド | 5G: n1/n3/n5/n8/n28a/n38/n40/n41/n77/n78/n79 |
Bluetooth | Bluetooth 5.3 |
防水防塵 | IP68 |
生体認証 | 画面内指紋認証・顔認証 |
カラーバリエーション | ブラック, ホワイト, オリーブグリーン |
素材 | ガラス,革 |
価格 | 約11.7万円~ |
Xiaomi 13 Pro
Xiaomi 13 Proはultraと同じくIMX989の1インチセンサーを搭載しライカカメラ社が監修しているスマホになりカメラは三眼構成ととてもカメラ性能が高いスマホになります。
Qualcomm Snapdragon 8 Gen 2を搭載し,WQHD+のディスプレイ,4820mAhのバッテリーと最大120Wの充電に対応しているのがおすすめポイントのスマホになります。
Xiaomi 13T /13T Pro
Xiaomi 13T ProのSoCにはMediaTek Dimensity 9200+が搭載されておりこれはAnTuTuスコア(v.10)で約1,500,000点の性能をもったハイエンドなSoCで、CPU性能面で高い性能を発揮することができます。(発熱問題があるかもしれませんが…)
6.67インチの有機EL,リフレッシュレート最大144Hzのディスプレイを搭載しディスプレイ性能も高いスマホになります。本体重量は約206g(アルパインブルー;200g)となります。
カメラは約5,000万画素のF値1.9,IMX707メインカメラ,約1,200万画素の超広角カメラ,約5,000万画素,OV50D望遠カメラのトリプルカメラを搭載しています。
IP68防水防塵におサイフケータイにも対応しているので国内でも安心して使うことができます。画面内指紋認証,顔認証に対応しております。バッテリ容量は5,000mAhで充電は最大120Wの高速な速さの充電速度となっております。
OSはAndroidベースのMIUI 14が搭載されています。
国内で購入するすることができるので、始めてXiaomiのスマホを購入する方にもおすすめのスマホになります。
スペック表
性能(抜粋) | Xiaomi 13T Pro |
SoC | MediaTek Dimensity 9200+ |
OS | MIUI 14(Android 13) |
ディスプレイ | 6.7インチ, 有機ELディスプレイ |
解像度 | 2712×1220 |
ppi | 446ppi |
リフレッシュレート | 144Hz |
タッチサンプリングレート | 480Hz |
ストレージ | RAM:12GB (LPDDR5X) ROM:256GB (UFS 4.0) |
カメラ | アウトカメラ 50MP メインカメラ,IMX707,OIS,F値1.9 12MP 超広角カメラ,F値2.2 50MP 望遠カメラ,OV50D,F値1.9 最大20倍デジタルズーム トリプルカメラ 前面カメラ 20MP,F値2.2 |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
充電 | 有線最大120W |
重量 | 206g/アルパインブルー:200g |
サイズ | 約76mm×162mm×8.5mm(アルパインブルー : 約76mm×162mm×8.6mm) |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
4Gバンド FDD-LTE | B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28 |
4Gバンド TD-LTE | B38/39/40/41/42 |
5Gバンド | n3/28/41/77/78 |
Bluetooth | Bluetooth 5.4 |
防水防塵 | IP68 |
NFC | 対応 |
おサイフケータイ | 対応 |
生体認証 | 画面内指紋認証・顔認証 |
スピーカー | ステレオスピーカー |
イヤホンジャック | なし |
SDカード | 非対応 |
カラーバリエーション | ブラック、メドウグリーン、アルパインブルー |
素材 | ガラス、レザー |
また下位モデルにXiaomi 13TがあるのですがそちらはSoCがDimensity 8200-Ultraを搭載しており、充電速度が最大67Wと少しスペックが落ちてしまっていますがコスパがとても高いので、Xiaomi 13T Proよりもコスパを重視する方はXiaomi 13Tがおすすめです。
スペック表
スペック表
性能(抜粋) | Xiaomi 13T |
SoC | MediaTek Dimensity 8200-Ultra |
OS | MIUI 14(Android 13) |
ディスプレイ | 6.7インチ, 有機ELディスプレイ |
解像度 | 2712×1220 |
ppi | 446ppi |
リフレッシュレート | 144Hz |
タッチサンプリングレート | 480Hz |
ストレージ | RAM:8GB (LPDDR5) ROM:256GB (UFS 3.1) |
カメラ | アウトカメラ 50MP メインカメラ,IMX707,OIS,F値1.9 12MP 超広角カメラ,F値2.2 50MP 望遠カメラ,OV50D,F値1.9 最大20倍デジタルズーム トリプルカメラ 前面カメラ:パンチホール 20MP,F値2.2 |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
充電 | 有線最大67W |
重量 | 約197g |
サイズ | 約76mm×162mm×8.7mm |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
4Gバンド FDD-LTE | B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28 |
4Gバンド TD-LTE | B38/40/41/42 |
5Gバンド | n3/28/41/77/78 |
Bluetooth | Bluetooth 5.4 |
防水防塵 | IP68 |
NFC | 対応 |
おサイフケータイ | 対応 |
生体認証 | 画面内指紋認証・顔認証 |
スピーカー | ステレオスピーカー |
イヤホンジャック | なし |
SDカード | 非対応 |
カラーバリエーション | ブラック、メドウグリーン、アルパインブルー |
素材 | ガラス、レザー |
レビューはこちらから
Xiaomi 13Tのレビュー記事はこちらをご覧ください。
まとめ
以上がMIUIはほんとに使いにくいかどうかの感想になります。
評判はたしかに悪いしその感想や使い勝手など使った経験のある筆者はに納得の行く面もあります。
ただ,使わずに評判だけで決めつけて選択肢から外すのは個人的にはもったいないかなと思いますので,もしMIUIの端末に少しでも興味がありましたらぜひ自分の手で使って良し悪しを決めましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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